2010年05月11日

大阪城公園の国有地 近畿財務局、借り主1年超見つからず(産経新聞)

 大阪城公園(大阪市中央区)の北西角にある国有地について、近畿財務局が一時的な借り主を1年以上募集しているものの、借り主が現れていないことが9日、わかった。財務局は長年、公園を管理・運営する大阪市にこの国有地の公園整備化を求めてきたが、市は財政難を理由に公園化を見送ることを決定。将来の活用方法も宙に浮いている。財務局は、借り主が現れない現状に「大阪の中心部なので利用価値はあると思うのだが…」と頭を悩ませている。

 財務局などによると、この国有地は1919(大正8)年建築の「旧大阪陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)化学分析場」の跡地。国の特別史跡「大阪城跡」の一部に含まれ、大阪城公園と一体で都市計画法上の公園計画区域にも指定されている。旧陸軍施設は、94年まで自衛隊大阪地方連絡部が使用。現在も赤れんが造り2階建ての建物が廃虚となって残っているが、戦争遺跡として文化財的価値がある可能性があり、取り壊すことができないという。

 未利用の国有地については2006年以降、財務省が積極的に売却や暫定活用を推進してきた。財務局ではこの方針を受け、旧陸軍施設に隣接する南側と西側の敷地について、09年初めから借り主の募集を開始。この結果、南側の520平方メートルは近くの民間企業が借り主となり駐車場として利用しているが、西側の1430平方メートルの敷地については借り主がいないという。

 一方、財務局では、旧陸軍施設を含め国有地を公園として整備するよう大阪市と交渉を続けてきたが、市側は今年1月、「財政難で当面の間、旧陸軍施設を活用した公園整備化は困難」と回答。財務局は公園化を断念し、旧陸軍施設の文化財としての価値判断を含め、大阪市教委や文化庁と協議しながら、利用計画の策定を進めていくという。

 大阪市の公園事業の担当者は「公園計画区域に指定されているので、いつか公園化したい思いはあるが、旧陸軍施設は耐震補強など費用もかかる。財政が苦しい中、公園施設としての活用を決めることができない」と説明する。

 財務局管財部は「公園化の見送りが決まったため、別の活用法がすぐ決まる状況ではない。一時的な貸し出しとはいえ、急に返せという話にはならないだろう。特別史跡なので制約があり、駐車場として借りてもらうのがベストだが、ほかの利用方法についても要望に応じたい」と話している。

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posted by ウサミ シゲハル at 14:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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